賃貸物件の選び方やチェックポイントは？ 【ベトナムの新生活ガイド】

失敗しないための、賃貸物件の選び方のチェックポイントをまとめました。
是非ともご活用いただき、ベトナムの新生活へお役立てください。

築浅物件かどうか

熱帯性気候のベトナムでは、築浅物件と築10年の物件とを比べて、日本とは異なり、かなりの違いを感じ取れます。ここでは、それぞれのメリット、デメリットをまとめました。

築浅物件

一般的に築年数が経過した物件よりも築浅物件のほうが人気です。

築浅物件は、「高級感があり内装がスタイリッシュ」、「水回りが綺麗」、「害虫リスクが低い」ことが挙げられます。

お部屋の広さは狭めになり、ご家族用物件の場合、お子様の遊び場も小さめになります。また、賃料は高い傾向にあります。

築年数が経過した物件

築年数が経過した物件は、お部屋が広いことが特徴です。

敷地自体が広く、テニスコートが複数面ある物件もあります。また、立地が良い割に賃料が低めなことも多いです。デメリットは「内装に古さが感じられる」、「害虫リスク」などが挙げられます。

コンドミニアムだけでなく、サービスアパートも同様な傾向があります。

築年数が古いサービスアパートでも、リノベーションされ、新築の香りがするお部屋はよくあります。一方で、コンドミニアムはオーナー様次第になります。

お部屋の広さ

日本とベトナムでは、平米数へのイメージが少し異なります。

日本の感覚で50～60平米とすると、ベトナムでは70平米程と同じ感覚になると思います。大きな違いは、ベットルームと同じ数のバスルームがあることです。有難いことではありますが、バスルームが多い分、他のスペースが狭くなります。最もよく見られる間取りは、70平米、2ベッドルーム、2バスルームです。

お部屋の向き（日差し）

常夏のホーチミンでは「北向き」、「東向き」のお部屋が人気があります。

日本では日当たりが良い「南向き」のお部屋が人気ですね。しかし、ホーチミンでは、日当たりが悪い方が涼しく人気です。逆に、あまり人気のないお部屋は、午後から直射日光が部屋に入る「西向き」です。西向きは午後から夜にかけてお部屋の温度が上昇しやすいため、エアコン代が高くなります。

お部屋の設備

ルームエアコンタイプ

お部屋のエアコンのタイプは大きく分けて、ルームエアコンとビルドインタイプがあります。日本で一般的なルームエアコンで、省エネ設計されているため電気代がビルドインタイプに比べ割安になります。音も静かで温度調節もしやすく、フィルターのお掃除も簡単にできます。

ビルドインタイプ

広いお部屋に設置されていることが多いです。ルームエアコンと比べ冷やす力はありますが、クリーニングが難しいというデメリットがあります。

IHコンロ

日本でもおなじみのIHコンロです。鍋やフライパンを置かないとコンロが熱くならないため安全性が高いコンロです。ただし、専用の調理器具が必要になりますのでご購入される際にご確認が必要です。

電気コンロ

見かけはIHと同じですが、点火時は鍋やフライパンを置いていないときでもコンロが熱くなります。点火時に赤く変色するのも特徴です。（赤く変色しないタイプもあります）基本的に市販の調理器具はほとんど使用可能です。

ガスコンロ 

ベトナムで最も普及しているのが、「プロパンガス方式」になります。ガスの料金は「1ボンベ、300,000VND」ほどの料金で、使用頻度にもよりますが、2〜3ヶ月程度使用できます。

窓の開閉

コンドミニアム、アパートなど、ほとんどのお部屋に窓が設置されています。窓の形式、大きさ、風の出入りなど、内見の際に、確認しておくと良いでしょう。

蚊

ベトナムでは、1年中、蚊がいます。蚊の他にも、さまざまな虫がいます。エレベーターを経由して、虫が侵入してくる場合もありますが、虫が嫌いという方は、10階以上、できれば15階以上の高層階を選ぶと良いでしょう。ペストコントロールを定期的に実施することも、対策になります。

網戸

ベトナムの物件は基本的に網戸が付いていません。害虫が気になられる方は、エアコンや空気清浄機を利用するようにしましょう。

家電製品

ベトナムでは、家電を備えて、賃貸に出しているケースがほとんどです。

次の点は、内見時に確認しておきましょう。

• 冷蔵庫の大きさ
• 電子レンジ、炊飯器の有無
• 洗濯機の形状・容量、乾燥機の有無
• コンセントの位置

カーテン

日差しの強い物件は遮光カーテンかを必ず確認しましょう。遮光カーテンがないと、日差しで部屋が暑くなりやすく、エアコン代がかさんでしまいます。

収納スペース

間取りによっては、収納スペースがほぼなく、後で収納ボックスを準備しないといけない物件があります。賃貸物件の場合は、しっかりとした棚を用意することが難しい場合もあります。

室内金庫（セーフティボックス）

高級サービスアパート以外では、ほとんどのコンドミニアムやアパートには、金庫はありません。金庫が必要な場合は、手軽に100USD程で購入できます。

ベランダ（バルコニー）

物件や間取りによって、ベランダがなかったり、あっても狭い物件があります。ベランダがあると、洗濯物を干すことができ、眺望も良くリラックスできます。

シャワーの水圧

高層階の物件で、水圧が弱いことがあります。水圧調整が可能な場合もありますが、事前にチェックしておきたいポイントになります。

バスタブ

ベトナム人の生活様式は、シャワーのみのため、ほとんどの物件でバスタブがありません。また、バスタブがあっても、洗い場がないケースも多いです。バスタブ必須な場合は、不動産業者に伝えおくと円滑に紹介してもらえます。

洗濯機と乾燥機

どのコンドミニアムやアパートでも、洗濯機は基本的に備わっています。単身者用のアパートなどでは、共有の洗濯機・乾燥機となっている場合があります。コンドミニアムの場合では、洗濯機は備わっていますが、乾燥機がないケースがあります。オーナー様によって、設置してもらえる場合があります。

インターネット・WIFI環境

契約時に速度が適正か確認しましょう。弊社では、業者手配やその調整を対応しております。

マンションの周辺環境

スーパーマーケットに徒歩圏内

ホーチミンでは、高級スーパー、地元のローカルスーパー、大規模モールなど、様々なところでお買い物ができます。よくスーパーに行かれる方は、コンドミニアムの敷地にスーパーマーケットがある物件がお勧めです。

スクールバスのバス停へ徒歩圏

ホーチミンでは、スクールバスをよく見かけます。幼稚園、小中学校のインターナショナルスクール、日本人学校のバスなど、様々です。スクールバスが普及していることもあり、マンションを選ぶポイントとして、バス停があるかどうかで、決められる方も多くいます。その際に、バスがどこに停まるのか、検討しているマンション棟はどこで、毎日どれくらい歩くのかなど、具体的にイメージしながら選ぶと良いでしょう。ビンホームズセントラルパークのような大規模コンドミニアムなどの場合、バス停との距離が遠いと、疲れてしまいます。

病院に徒歩圏内

慣れないベトナムの生活で一番困るのが病気です。特に持病をお持ちで通院が必要な方、体調の崩しやすい小さなお子様がいらっしゃるご家族の場合、徒歩圏内に日本語の通じる病院があると、とても便利です。定期的な通院が不要の方であれば、病院へのアクセスが良いかを確認して、エリアを選ぶと良いでしょう。

雨季の冠水

ベトナムでは、雨季、乾季という2つのシーズンになります。南部のホーチミンでは、1年を通じて、寒さを感じることはなく、暑いです。生活実感としては、2～3時間のスコールが降る夏、日が強い真夏日の2シーズンです。雨季は5～10月、乾季は11～4月になります。

ホーチミンのビンタン区、7区では、沼地を埋め立てたこともあり、冠水の被害が堪えません。道路が冠水し膝下あたりまで浸かっても、気にせず、タクシー、自動車、バイクが走る、このような光景が雨が強い日に見られます。

最近、建築されたマンションでは、特にエントランスまで水が入るというようなことはありません。一方で、アパートに住まれる方、店舗を出店しようとお考えの方は、注意してください。

ペット

ホーチミンの賃貸マンションではペット可の物件は、まちまちです。物件によって、犬の場合、小型犬のみ許可がでる場合があります。あるマンションでは、事前に、犬の体重や写真などを報告し、許可を得る必要があります。このようなことから、もし何か生き物を飼育される場合は、事前に不動産業者に伝えておくと安心です。

ここ最近、ホーチミン市内に多くのペットショップが開店し始めました。欧米系のペットショップ、動物病院も多く、ペットとの生活で困ることはありません。お店によっては、サービスメニューも非常に充実しており、グルーミング、アロマスパ＆マッサージ、一時預かりも可能です。

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