ベトナム 税金優遇措置でキャッシュレスへ
ベトナム 税金優遇措置でキャッシュレス化を促進すると、ベトコムバンクの副CEOであるDao Minh Tuanが、ベトナム経済フォーラムで発表しました。
Dao氏は次のように述べています。
「現在は多くの企業がPOSシステムの設置、銀行の電子決済システムへ消極的である。税金優遇措置によるインセンティブは、より多くの企業にとって魅力的である。キャッシュレス化により、支払いの透明性が高まり脱税が減る。」
現在、法人だけではなく、ベトナム市民にとっても現金取引が好まれています。ベトナムの人口の60％が銀行口座を持ち、そのうち80％のベトナム市民は、日々の取引手段に現金を使用する傾向があります。
電子決済取引は年間25-30％で急成長しているものの、口座開設者の80％はオンラインで商品購入の際に、代金引換を利用します。
軍隊銀行の役員であるLe Xuan Vu氏も次のように述べています。
「企業だけでなく一般の人々にもキャッシュレス決済を増やすためには、税制優遇措置やその他の優遇措置が必要である。ベトナムでは商品を購入する前に、偽造品か確かめるため、商品を直接触れることを好む。その結果、キャッシュレス決済は人気がなく、例えば銀行が詐欺や偽造品の場合への保証ができれば、キャッシュレス化を進む。」
2019年1月に発表された政府の決議書では、モバイルおよびクレジットカード決済を早急に整備し、年末には全ての都市部でキャッシュレス取引を実現可能にする、との見通しを発表しています。
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