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韓国SKグループはビングループの大株主へ
韓国のSKグループは11日、ベトナムのコングロマリットのヴィングループに1兆1800億ウォン(9億9,180万ドル)を投資すると発表しました。
韓国のSKグループは、通信分野などでVingroupと提携し、ベトナムでの事業拡大を目指しています。SKグループベトナムは、既に市場拡大を進めている競合他社のサムスングループおよびLGグループと比べて遅れています。
SKグループは年末までにVingroupの第二位の大株主となり6.1%の株式を獲得する計画です。SKの広報担当者によると、この2つのコングロマリットは、通信インフラストラクチャを確立し、ベトナムの国営企業の民営化に焦点を当てています。SKグループはVingroupに役員を派遣し、5Gやインフラ開発の協力を進めていきます。
ベトナム事業で先をいく 競合のサムスン電子とLGエレクトロにクス 出遅れたSKグループ
競合のサムスン電子はベトナムで大手スマートフォン工場を運営しており、LGエレクトロにクスは洗濯機や家電製品の製造工場へ大規模な投資を実施しました。
主軸の石油探査活動を除いて、SKグループはベトナムに主力事業を持っていません。しかし、2017年11月にテウォン議長がベトナムのグエン首相と会談して以降ベトナムとの関係を深めています。
Vingroupは、不動産開発、物流、スマートフォンなど、幅広い事業で活躍しています。SKグループによると、2019年第1四半期のVingroupの収益は約1.1兆ウォンであり、2016年から2018年までの年間平均の30%以上成長しています。
SKグループ概要
SK Group
石油精製業や通信事業を軸とする韓国系財閥
エネルギー、化学、経済、建設を手掛けるコングロマリット
1980年に国営企業の大韓石油公社の払い下げを受け、1994年には同じく国営の韓国移動通信の払い下げを受けて「SKテレコム」と会社名変更。現在、SKグループは韓国の携帯電話業界の最大手になり、石油部門と並ぶグループの事業の柱となっている。
SK Group
業種 コングロマリット
設立 1953年4月8日
会長兼CEO 崔泰源
エネルギー、化学、電気通信、 貿易、サービス、半導体、建設、貨物輸送
売上高 約12兆円
資産総額 約15兆円
従業員数 83,645人
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