大戸屋 ベトナム ホーチミンでフランチャイズ解消直営展開へ

大戸屋　ベトナムホーチミンでフランチャイズ解消直営展開へ

【ベトナム】定食店チェーン「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋ホールディングス（東京都武蔵野市）はベトナムでのフランチャイズ契約を4月下旬に解消し、営業中の1店舗（ホーチミン市）を直営に切り替える。今後、ベトナムで「大戸屋ごはん処」の直営展開を図る。

　ベトナムで化粧品・日用品販売、飲食などの事業を展開するMESAアジアパシフィック・トレーディング・サービスと2014年にフランチャイズ契約を結んだが、事業展開が進まなかった。昨年9月にベトナムに設立した全額出資子会社ベトナム・オオトヤが営業中の1店舗の経営を引き継ぐ。

ベトナム大戸屋は2018年9月設立。資本金は1億VND(約48万円)で、大戸屋ホールディングスが100％出資している。

出典：newsclip

大戸屋は海外進出を進めており、香港では5店舗を展開し成功を収めている。事業展開の仕方としては、金融の中心拠点の中環（セントラル）、日本人駐在員が多く生活をしている太古（ Quarry Bay ）のイオンへの出店が特徴的である。

筆者は、香港で会計コンサルタントとして数十社と日系法人をサポートしてきた中で、飲食店は海外進出でも比較的成長が見込まれる業界である。

大戸屋が、アジアで有望市場と見込んでいる地域がベトナムである。大戸屋に限らず、ユニクロも三菱商事と共にホーチミンへ2019年秋にも出店する計画である。

参考：大戸屋　香港店舗

いきなりステーキのペッパーランチの海外展開にも注目

この他、日本では「いきなりステーキ」の名前で知られた株式会社ペッパーフードサービスの海外展開も注目していきたい。アジアで生活された方は、「pepper lunch」の名前は一度は耳にした方も多いと思う。私が生活していた香港の铜锣弯（Causeway Bay）、日本でいうと渋谷のような街でも、香港人に大盛況だった。

今後このような海外展開で成功を収めている市場は、経済の成長が見込まれ、またマーケットとしても可能性を十分に秘めており、期待していきたい。