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カンボジアのGDP成長率は2019年に7.1%と予測(カンボジア中央銀行)
カンボジア中央銀行は今年経済成長はこれまでのところ力強いままであり、国内総生産が2019年に7.1%拡大するとの予測を発表しました。カンボジア中央銀行による直近の報告書では、今年の経済成長について、農業は減速するものの、輸出、建設、不動産、観光の好調な業績によって支えられると公表しました。
カンボジア中央銀行は輸出入総額と貿易国を公表
カンボジア中央銀行によると、同国の輸出入総額は、今年の上半期に173億ドルに達しました。輸出は68億ドル(GDPの48.8%)となり、輸入は105億ドル(GDPの73.6%)に達しました。カンボジアの主な輸出先はEU(全輸出の33.2%)、米国(28%)、日本(7.7%)で、旅行用品、繊維製品、衣服履物、自転車、米が主な輸出亜品目でした。カンボジアは主な輸入先は、中国(全輸入の46%)、タイ(15.6%)、ベトナム(13.2%)、日本(4.5%)でした。
カンボジア中央銀行の事務局長Chea Serey氏は、衣料品および履物部門、建設業、観光業の成長に支えられて、経済成長は依然として堅調であると述べています。インフレ率は2018年後半の2.5%に対し、今年上半期の1.9%、為替レートは1ドルに対して4,038リエル、国際備蓄は111億ドルに達しと述べています。
カンボジア経済の成長のためには自由貿易協定が必要
Chea Serey氏は、カンボジア経済は、海外における競争激化、中国経済の減速といった、多くの外的要因による問題に直面していると述べています。
Chea Serey氏は、カンボジアの欧州連合、米国との優先的な貿易状況は、同国が高中所得経済になるにつれて近い将来失われる可能性があると述べています。その上で、カンボジア政府は現在の経済成長を維持するためには、より強力な自由貿易協定を各国と締結する必要があることを指摘しています。
「現在、EBA(Everything But Arms)によって、カンボジアはEUとの取引において関税が課されていないものの、EBAが取り消された場合、最大12パーセントの負担増となる」
「今後、カンボジアは、生産を多様化できなかった場合には、輸出が減速する可能性がある」と、Chea Serey氏は指摘しました。
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