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アジア開発銀行ADBはベトナムの経済成長率(2019年)を6.8%と予測
アジア・太平洋における経済成長及び経済協力、開発途上加盟国の発展を目的とする、アジア開発銀行のADB( Asian Development Bank, ADB)は、ベトナムの2019年成長率を6.8%と予測しました。
ADBは世界67カ国もの国が参加し、世界三大格付け機関のムーディーズ・インベスターズ、フィッチ・レーティングス、S&P グローバルから、世界銀行、アジアインフラ投資銀行(AIIB)と並ぶ最上位の格付け機関と評価されています。
アジア開発銀行(ADB)の年次報告書によると、ベトナムの今後2年間の経済成長について、堅調に推移し、2019年は6.8%、2020年には6.7%の成長と公表しました。
ベトナムのADBカントリーディレクター、エリック・シジウィック氏は、強い輸出と内需に牽引されて、ベトナムの経済パフォーマンスは2018年に高水準に達した、輸出志向の製造業、海外直接投資、堅調な国内需要に支えられ、経済成長は近い将来好調に推移する、との見解を示しました。
堅調な個人消費、製造業、サービス業、農業の拡大、自由貿易協定によるベトナムからの輸出増加が後押しし続けると予測しています。
ADBによるベトナムドンとインフレ率の予測
ADB年次報告書でインフレ率は今年も平均3.5%で、2020年には3.8%まで上昇すると予測されています。2019年に米連邦準備制度理事会は主要金利を据え置くことは、ベトナムドンとインフレ率上昇圧力を軽減させます。
ベトナムの貿易について、 ADBは世界経済と米中貿易戦争の影響を受ける
ADB年次報告書で世界経済の勢いが下がったことによるベトナム経済への影響が言及されています。ベトナム経済は、貿易委依存度が高く、貿易額は国内総生産(GDP)の2倍に達しています。さらに、米国と中国の両国はベトナムの主要な貿易相手国であり、米中貿易戦争の影響が懸念されています。
ベトナムの中小企業問題と今後の成長
ベトナムのグローバルバリューチェーンへの参加は主に外資系企業によるものと指摘しています。国内の民間企業は主に中小企業であり、対内直接投資を効果的に取り入れられている企業はほとんど存在しない、資金へのアクセスの制限、スキル不足、そして新しい技術を購入して適応させる能力に限界があると指摘しています。
中小企業の資金調達環境を改善させ、中小企業の人材育成、新技術導入を促進させ、グローバルなバリューチェーンでより多くの付加価値を創造することが期待されています。
ベトナム投資経済記事
ベトナムの2019年 GDPを6.6%成長と世界銀行は予測
4月24日に、世界銀行はベトナムの経済成長率(2019年)が6.6%に達すると、予測しています。
ハノイ 2019年第1四半期のFDIは前年比の10倍以上
ADBが言及しているように、ベトナムへの外資系企業による対内直接投資は明確な増加を示しています。一方、ベトナム国内の中小企業がどのように外資系企業と協同していくかは、ベトナムにおける喫緊の課題です。
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