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ベトナム | 電力不足解決のためアメリカが火力発電の支援
5月22日、南部ベトナム向け液化天然ガス(LNG)ターミナルおよび火力発電プロジェクトの技術支援に関する無償資金協力契約が締結されました。
ベトナムの米国大使Daniel Kritenbrink、アメリカ貿易開発局のUSTDA代理のTodd Abrajano、ベトナム電力グループEVNのDuong Quang Thanhの会長が無償資金協力契約の締結会場へ参加しました。
ベトナムのインフラ支援を行うアメリカ貿易開発局のUSTDA (United States Trade and Development Agency)とは、米国政府の独立機関、経済発展と米国の商業の権益展開を進めるために1961年に設立され、中所得国を対象に支援しています。
ベトナム電力グループのEVN(Vietnam Electricity Group)とは、発電所の建設、家庭への配電網システム、国内送電網の規制、中国やラオスなどの近隣諸国との電力の輸出入を行うベトナム特別国有企業です。
ベトナムの通商産業省はこのプロジェクトを承認し、ベトナム電力グループEVNはアメリカ貿易開発局のUSTDAから140万米ドル以上もの金額を受け取ることとなります。
アメリカ | ベトナムの電力不足を支援
式典では、ベトナムの米国大使Daniel Kritenbrinkは、米国政府を含む国やパートナーを支援し、世界の電力安定確保の実現を目標とすることは、アメリカ政府の優先事項の1つと述べました。プロジェクトの目的は、ベトナムにおける電力不足の課題を解決し貢献することとされています。
アメリカ貿易開発局の実行可能性調査・フィージビリティスタディは、ベトナムのLNG取扱数値を初期の目標数値として設定しています。将来的には、ベトナムの南部地域に低価格で電力を供給すること、また米国企業が液化天然ガスを提供することになります。
アメリカ貿易開発局のTodd Abrajano氏は、ベトナム電力グループとの緊密な協力関係の確立し、協力協定の締結が米国企業およびベトナムパートナーの利益になることを期待していると述べました。
ここ10年間、 ベトナム電力グループEVNはエネルギー貯蔵システムに関するプロジェクト実施、情報技術や風力発電所の開発に関する技術援助を受けています。
投資 | ベトナムの電力不足を解決へ
今回は、ベトナムの電力不足の解決に向けて、アメリカが火力発電の開発を支援していることをご紹介しました。ベトナム政府は、安定した電力供給を目的としていますが、もう一つクリーンでエコなエネルギーポートフォリオも目的としています。近年は、再生可能エネルギーの事業へ投資が促進されています。
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