目次
外貨準備高を増額、ベトナム国家銀行 (中央銀行)は為替の安定へ
今年の初めから4月17日までの間に、ベトナム国家銀行( 中央銀行 )は、金融機関から83.5億米ドルを購入し、国の外貨準備高を積み上げました。
ベトナム国家銀行が国会の経済委員会に送った直近の報告書によると、次のように書かれています。
「USD / VNDの為替レートと外国為替市場は比較的安定しており、また市場の流動性も今年の最初の4ヶ月間は良好であった。」
今回、83.5億USドルが追加購入されたことで、ベトナムの外貨準備高は3年前に記録された水準の2倍 673.5億ドルに達すると、見込まれています。
外国為替市場が安定しているため、ベトナム国家銀行はこの1年間で外貨準備をさらに増額させることができました。ベトナム国家銀行総裁のLe Minh Hungによると、昨年も60億USドルが追加購入されています。
フィッチグループのマクロ経済学専門のアナリストは、次のように述べています。
「ベトナム国家銀行は通貨の安定性を確保するため、積極的に外貨を購入しています。これは、今後数か月に渡り、ドンのボラティリティを最小限にする可能性を秘めています。ベトナムの為替市場は順調な対内直接投資、堅調な経常黒字、そして中央銀行の積極的な介入に支えられ、今年も安定を維持すると予測しています。」
フィッチは、1ドルあたり平均VND23,440になると予測しています。
フィッチは対内直接投資と経常収支について次のような見解を示しています。
ベトナムの強い経済が不動産分野における対内直接投資FDIを引きつけ続けると予測しています。不動産事業は、2018年には総額66億USドルの対内直接投資が実施され、2017年の31億ドルの2倍以上に達しました。
2019年のベトナムの経常収支黒字は、GDPの2.1%前後になり、2018年の2.2%からわずかに縮小すると、予想しています。
ベトナムの外貨準備高の推移
- 2015 280億USドル
- 2016 365億USドル
- 2017 491億USドル
- 2019 674億USドル (2019年4月時点 – 今回の報道を受けて)
2015から2017年の外貨準備は World Bank Indicatorsを参照
ベトナムへの投資はホーチミン鈴木不動産
私たちは、ベトナムのホーチミンを中心として、マンション、オフィス、投資不動産の賃貸、購入のサポートをさせていただいております。
弊社は購入者様に タイムリーな情報を的確かつ正確に、ご案内することを強味としております。
当ホームページでは、ベトナムを中心として、最新の不動産・経済・旅行・イベント系のニュース記事をご紹介しています。
また、筆者の香港におけるコンサルタントの経験から、コラム記事では、不動産、経営、会計、税務、労務についてもご紹介しています。
もしよろしければ、覗いてみてください。
鈴木不動産はベトナム・ホーチミンの賃貸・売買の不動産会社。投資マンション、賃貸向けのコンドミニアム・サービスアパート・オフィス・工場を宅地建物取引士、ベトナム人の不動産取引専門家が、日本語、中国語、英語でご案内。