ベトナムの首都ハノイと経済の中心ホーチミンの比較
世界でも継続した人口増加、安定した経済成長が見られる地域はそうそう多くはございません。そのような状況の中でも、東南アジアは成長が著しい地域としてアメリカ、ヨーロッパのニュースでも度々報道され、世界から注目されています。東南アジアの中でも、近年強い関心が注がれる地域のベトナム、今回はベトナムの首都ハノイと経済の中心ホーチミンとを比較しながらご紹介いたいと思います。
①市場概況 【首都ハノイと経済の中心ホーチミンの比較】
ハノイ、ホーチミン、どちらの都市についても、ベトナム国内はもちろんのこと、海外からの投資額も堅調な増加を辿っています。ハノイはベトナムの首都であり、ベトナムで2番目に大きな経済都市となっています。近年、製造業、不動産業が強い成長を示しています。不動産については、外資系のデベロッパーが、ハノイの中間層の住宅需要を取り込もうと進出し、新規にマンションの建設を進めています。これは、これまで見られなかった大きな変化です。ハノイには、平均年齢は30歳、770万人の人口都市です。現在でも、伝統的な文化、価値観、建造物を有する地域で、ホーチミンよりもベトナムらしさ、ベトナムのイメージ通りの地域となります。ベトナム好きの方々は、ホーチミンよりもハノイが好きと答える方が多い印象です。
ホーチミンはベトナムの最大の経済都市です。この都市の人口は平均29歳で、約1400万人の人口となります。ベトナム経済の中心のため、多国籍企業の多くはホーチミンを拠点としています。そのため、外国人居住者も多く、ホーチミンの市内には、外国人家族のための多くのインターナショナルスクール、国際水準の病院が用意されています。私としては、ホーチミンの友人の多くが、貧乏でも自分の将来に自信を持ち熱意があることから、ホーチミンが大好きです。
②季節 【首都ハノイと経済の中心ホーチミンの比較】
一番驚かれることではありますが、ハノイには四季があり、東南アジアでは珍しく冬もあります。冬の季節は、12月から2月あたりで、しっかりとした防寒着が必要になる場合もございます。雨季もしっかりあり、雨季の季節は非常に暑くなります。ハノイと香港は距離的に近く、緯度がおおよそ同じたためか、香港の気候に非常に似ています。ホーチミンは、1年を通して25~30度と暑く冬がありません。こちらは、タイのバンコクに似ています。
③海外居住者のコミュニティ(食事・国際学校・病院) 【首都ハノイと経済の中心ホーチミンの比較】
海外居住者のコミュニティは、ハノイよりもホーチミンの方がしっかりしています。強いコミュニティは、病院、食事、国際学校など、多くの生活文化や施設に影響します。ハノイには海外の料理を頂けるレストランははそれほど多くなく、食べ物の種類もそれほど多くありません。一方、ホーチミンでは、レタンタン通りの和食はもちろんのこと、韓国系、中国系、欧米系のレストランも多いです。また、手軽に海外から輸入された食品を購入することもできます。国際学校の数でも、ハノイの有名な国際学校は16校ですが、ホーチミンには少なくとも30校もあります。また、ホーチミン7にはがん治療も可能なベトナム屈指の病院まであります。
④観光 【首都ハノイと経済の中心ホーチミンの比較】
ハノイは仏教が普及しており、市内には多くの寺院や公園があり、仏教の理念と文化を感じることができます。著名な寺院に旅行する良く、四季があるため、何度も季節ごとに訪れ、違った風土、時期折々の企画やイベントに参加することも可能です。ホーチミンにおいても、これまでの歴史を感じることができる建造物が多く残っています。フランス植民地時代を感じられる建造物として、サイゴン中央郵便局、聖母マリア教会のサイゴン大聖堂、ホーチミン人民委員会庁舎、ベトナム戦争は戦争証跡博物館で感じることができます。また、買い物とグルメではベンタイン市場は外せません。
⑤ホーチミンのメトロと不動産の価格の上昇
ベトナム政府は、どちらの都市についてもインフラ整備と都市開発を進めています。現在、進行中のインフラとして一番注目されているのは、ホーチミン市内を運行するメトロ1号線のプロジェクトです。ベトナム政府は、ホーチミン市内にメトロを運行させ大規模な計画をしており、1号線はその都市開発の最初の線路となり注目されています。メトロ1号線沿い、富裕層を対象とした大規模な不動産開発が進んでいます。去年オープンしたランドマーク81は、ビンホームズセントラルパークという新都市に位置し、こちらは1号線の駅沿いに開発されました。同じく、ビンホームズゴールデンリトリバーという、さらにグレードの高いプロジェクトは、1号線の3番目の駅直結のプロジェクトとなり、不動産価格は急成長を示しています。現状では、ホーチミンのメトロ開発によって、ハノイよりもホーチミンの不動産市場に高い注目が注がれています。しかし、ハノイも人口770万人、平均年齢30歳といった、大きくて若い経済都市であることから、今後も目が離せません。
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